成人男女、すべてが患者さん＆患者さん予備軍！？この、「腰痛はだれにでも起き、今後さらに増える」という思いは、毎日の診療のなかから得たものです。東京厚生年金病院で、私は入院患者さんの診療や手術を行うほか、毎日５０～６０人の外来患者さんを診ています。高齢者が多いのは当然ですが、働き盛りの年齢の患者さんも多く、なかには塾通いの小中学生の患者さんもいらっしゃいます。そんなわけで、外来を訪れる患者さんの数は増えることこそあれ、減ることはありません。・・・・本文中では「いったい何科に行けばいいのか？」「医師にはどんなことを聞かれるのか？」など、初めて腰痛になった方や、腰痛予備軍のかたの抱かれた疑問にもお答えしました。それとともに、すでにガンコな腰痛にお悩みのかたのために、身体に負担をかけない最新の治療法やチーム治療など、最先端の情報も盛りこみました。皆さんの腰痛対策と予防に本書をお役立ていただき、不安のない毎日を送っていただければ幸いです。
【二見書房 発行　　伊藤晴夫 著】

５０歳以上の５人にひとりが膝の痛みに悩んでいる！我が国が世界一の長寿国となった現在、高齢者人口は当然増え、膝の悪い人もまた多くなってきています。「変形性膝関節症」の原因は、老化によるものが中心で、膝を使いつづけるうちに間接の方面をカバーしている軟骨の変性が起こり、痛みが引き起こされます。中高齢者のひざの痛みを訴える方の大半が、この「変形性膝関節症」です。しかし、「変形性膝関節症」に限らず、膝や脚にはさまざまな痛みが起こります。本書では、「変形性膝関節症」を中心に、さまざまな膝の痛みの症状と原因、治療法、また、自分でできる予防法などに触れています。本書がひとりでも多くの方の役に立ち、膝の痛みを和らげる知恵と力になれば、幸いです。
【二見書房 発行　　伊藤晴夫／柏口新二／三嶋真爾 著】

平均寿命（男性79.4歳、女性85.9歳）でなく健康寿命（男性70.4歳、女性73.6歳）を延ばそう。
健康寿命とは、病気で寝たきりにならず自立して生活できる年齢のこと。いくら長生きしても、介護を受けたり寝たきりでは意味がありません。寝たきり要因となる腰痛、膝痛など運動器を衰えさせない健康法を名医が解説します。
【二見書房 発行　　伊藤晴夫 著】